2016-05-11から1日間の記事一覧
▼愛国百人一首(あいこくひゃくにんいっしゅ) 第二次大戦時中の翼賛運動のひとつとして、国民の愛国心を涵養する目的で日本文学報国会が選定し、1942年に内閣情報局が発表した百人一首。 選定基準は「愛国の精神が、健やかに、朗らかに、そして積極的に表現…
▼略歴 ▼作品 ゆふぐれに櫛をひろへりゆふぐれの櫛はわたしにひろはれしのみ 『なよたけ拾遺』 べくべからべくべかりべしべきべけれすずかけ並木来る鼓笛隊 『樟の木のうた』 あはれしづかな東洋の春ガリレオの望遠鏡にはなびらながれ 『ふしぎな楽器』 ひま…
▼略歴 ▼作品 清潔に身を処し来り菜の花のかがよふ野べにわが立ちつくす 「短歌山脈」 過ぎし日の嘆きに触るることなくて夫のかたへにわれは安らに 二〇代の大方を軍に従ひし夫病めば何に向けむ怒りぞこれは 『花文』 別れたる夫より長く生きむこと当然として…
▼経歴 藤井 常世(ふじい とこよ、女性、1940年12月3日 - 2013年10月30日)は、歌人。 折口信夫門下の歴史学者・藤井貞文の娘として東京都に生まれる。 弟は藤井貞和。「常世」は本名で、折口が名付け親。 國學院大學文学部文学科卒業。香川進の歌誌『地中海…